受益地の概要
本地区は、岡山県の南部に位置し、年間を通じて温暖な気候に恵まれた地区であります。
元来、吉井川・旭川・高梁川の三大河川が流入し広大な干潟を形成していました。児島湾干拓においては、寛永・元禄から明治時代にかけて干拓が進められてきたものであり、更に明治時代以降は民間資本による藤田組が3,000haを造成し、その後農林省が直轄事業として2,500ha干拓を完成したものであります。
これら新旧干拓地の農業用水の確保を目的として、国営児島湾沿岸農業水利事業が昭和25年に着工され、昭和34年に児島湾切堤防が完成し、これにより世界第二位の人造湖として児島湖が誕生したものであります。
この地域は、干拓当時から全国に先駆けて機械化農業を導入し、県下最大の穀倉地帯を形成し、米・麦に加え最近では施設園芸を導入し、複合経営が定着しつつあります。
また、一方では兼業農家の増加とともに新産業都市建設法、都市計画法等の指定を受けるなど都市化の影響も強いですが、農業振興地域に指定された優良農地を今後とも永続していくことが期待されています。
組合員及び受益面積の推移
年 度 | 組合員数(名) | 受益面積(㎡) |
---|---|---|
平成25 | 4,208 | 44,005,443 |
26 | 4,154 | 43,946,241 |
27 | 4,116 | 43,886,572 |
28 | 4,074 | 43,857,618 |
29 | 4,013 | 43,818,426 |
30 | 3,954 | 43,768,426 |
令和元 | 3,921 | 43,725,134 |
2 | 3,874 | 43,675,319 |
3 | 3,826 | 43,631,994 |
4 | 3,795 | 43,585,749 |
児島湾土地改良区管内区域図
児島湖の流域図
※児島湖ハンドブック(令和5年3月・岡山県)より引用